SBT420の日記

名古屋グランパスのファン。

前夜祭

四半世紀って言うと長く感じる。
世紀って単語のスケールが大きいからだ。
区切りの良さでなら25年はすごく好きだ。丁度いい。4等分。
今まで積み重ねてきた25年が丁度いい年月だったかと聞かれたらそれは違うよな。
満足感は足りないどころか全く無い。具体的な何かを残せたわけじゃないからだ。それだけの時間を一体何をして過ごしてきたのか。直近5年くらい振り返るとそういう感想になる。もっと前ならまだマシだったのかもしれない。100年生きた褒美に4等分した人生をやり直せるなら最初の25年間をやり直したい。
悪い癖ですぐに悲観的になる。
自分の悪いところばっかり見てすぐ落ち込むから26年目は少しくらい自分のことを好きになったりかわいがったりしたほうがいいかな。


午後からは買い物やら住所変更やらで強風の中を自転車で色々走り回った。
行く時も帰る時も向かい風ってのがもうね。重たい荷物背負って向かい風だと諦めがつく。
それでも映画1本見る時間を確保できた。
録画したアニメも消化しないと。そろそろ継続するか決める時期か。


映画「レイクサイド マーダーケース
子供の中学受験のために勉強合宿に集まった3組の親子。その中の1人並木と愛人関係にあった高階という女性が合宿所へやって来る。しかし並木が合宿所を離れている間に並木の妻が高階を殺してしまう。
原作は東野圭吾先生。と言えば、ガリレオや新参者というイメージ。個人的には「容疑者Xの献身」とか「麒麟の翼」超好き。これらが東野圭吾先生の明るい部分ならこの原作は影の部分という印象を受けた。ガリレオや新参者は登場人物にキャラクターがあるからキャッチーで大衆受けする。
この映画の登場人物は皆普通の人でトリックも派手なものではない。でもなんかこう、訴えかけるようなものはあるっちゃある。雰囲気も、ミステリーなんだけどどちらかと言うと怖い感じ。画面の明るさとか音楽とか。最後もめちゃくちゃ怖かったし。
事件が起きて、話が進むにつれて登場人物たちの行動に対する疑問がスルリと解かれていくのが良い。なるほどそういうことかと納得してしまった。全部明らかにされないというのもやはり良い。もしかしたら答えが描写されているのかもしれない。
この映画、wikiのあらすじの部分が全く編集されていないけれど、なんかそれも納得できる。まぁミステリーなんだからネタバレになるような部分はできるだけ見ないほうが楽しめるんだけども。でもこれに関しては本当に何にも知らないままで見たほうが絶対良い。