SBT420の日記

名古屋グランパスのファン。

W杯 日本代表対ベルギー代表戦の感想

どんな形であろうとグループステージを突破しても、次の壁を超えるのに必要なものを揃えるためにはあと何大会費やせばいいんだろうか。メキシコですら超えられないのに。

そもそも次も出場できるんだろうか。

 

感動をありがとう、とかそういうのに浸るほどの猶予は無いというか。

そういうのが面白いわけじゃあないから。

戦ってくれた選手たちには敬意を込めた拍手を送るが、糧にしなきゃいけない。

 

スタメンはもうこれで行くしかないという感じ。

序盤は良い形のシュートもあって入りは良かったけれど、やっぱり押し返されるよね。ボールを保持して相手陣地まで押し戻せるくらいには試合をコントロールできる。

個人的にはプレミアリーグで活躍する選手たちを吉田選手やアントラーズ昌子選手が抑えていたのはめちゃくちゃ面白かった。市場価値上がったかな。

前半はスコアレスで折り返し。よく耐えたーなんて思っていたら後半の頭から試合が動く動く。

ずっと良かった乾選手と柴崎選手。攻撃の部分は個人で通用するけれど守備は周りにも関係してくるから後手になった場面でも上手く対応できたらなんて思う。

いつもと違う右サイドでよくやってくれた原口選手。慣れないからなんて言い訳はいらないが、もっと時間があれば酒井選手とももっと連携が取れただろうか。

 

得点直後に決定機を作られたり、2-0をひっくり返されるなんてのはよく見る展開。

ここで選手たちも監督もどうするか迷った時間が長かった分、相手の攻撃を受け続けることになった。

2点のリードをどうするつもりだったのか。セーフティリードと見て守るのかそれとも。

相手のビルドアップを制限して後ろは連動してハメて奪ってカウンター以外の術って実は無かったのではないかと。いや他にももちろんあっただろうけれど、相手が前掛かりになった場合の術。

守るのか攻めるのかその他か。正解はその試合によるだろうけれど、日本代表のベンチを見ると交代はさせず3点目を取りに行くべきと判断するのが妥当ではないかと思う。

相手の交代策とか関係なくとにかくシュート打っとけ。と雑な投げやりになりそうだが。どの道、そっちの対策すらも無いわけで。

まぁ相手もバランス崩して選手投入させたから狙い所はあったはず。

オープンな展開になろうと、相手が追いつく前にこちらも3点目4点目を取るくらいの勢いで。相手の攻撃を受け続けて耐えきれるほどの堅さもなければ、ボール回しに付き合ってくれる状況でもないから。

 

最後のカウンター。あれをやられたらもう悔いは無いが、確かになぜキープしなかったんだろう。本当に延長なんて視野に入れていなかったんだろうか。そういう可能性があるから考慮してもおかしくないのにPKの練習はしていないとか言っちゃうし。

とか何とか考えてはいたけれど、結局のところ策が1つしかなかったからそれを続けて90分で決着をつける他なかったのか。

 

首の皮一枚繋いで決勝トーナメントまで進んだけれど、層の薄さと手札の少なさが響いた。

ハリルホジッチ監督ならどうしたんだろう。遠い目になってしまう。

 

日本人監督か外国人監督かなんて話題もあるけれど、どうしたって日本人選手たちだけでなくこちら側の語学力の無さを露呈しているようで情けない気持ちになる。

ベスト16の壁の前に言葉の壁を超えなければいけないかもしれない。

 

選手、監督スタッフ、お疲れ様でした。