SBT420の日記

名古屋グランパスのファン。

エスパルス対グランパスの感想 J1第32節

完敗である。

エスパルスは監督が退席処分で不在の影響など感じさせない、と言うのは失礼かも。選手交代で勢いを完全に断たれてしまった。

 

前節活躍した相馬選手は大学のリーグの方で優勝したそうで。

その試合も時間があれば見たい。

というわけで少し間は開くけれど、早々にグランパスに合流して次節に備えてほしいくらい。

 

うーん、試合の入りはやはり改善されてきていて悪くなかったんだけど、アウェイの洗礼というか芝が長いのかボールが走らない。ボールフィーリングが合わない様子が見られた。

 

徐々に持ち直してからは左サイドからの攻撃が増える。

和泉秋山選手と玉田選手かシャビエル選手で押し込んでいく。

前節もそうだったけど、秋山選手の躍動感がとても良い。ちゃんと数的優位を作った状況ならサイドを制圧できる。

後半になって相手に押し返されたのは中3日ということもあったんだろうな。通常のコンディションなら最後まで運動量は落ちなかったかもしれない。

 

前半はトランジションも速かったし、インテンシティも高かったけれど、日程的にどう考えても後半は走れなくなる。

即時奪回も機能していた時間帯に先制点を取れなかったのが痛い。

グランパスはシュートが打てなかった場面もあるし、打たせてもらえなかった場面もある。そのあたりはエスパルスは特に中央をしっかり守っていた。失点しなければ前線の選手が得点してくれるとわかっているからだ。まんまとやられたわけだけれど。

 

23分の場面(図を作れよ)は左サイド大外のレーンの秋山小林シャビエル選手にエスパルスの3選手が釣り出される。ぽっかり空いたハーフスペースに和泉選手が走り込んでパスを受ける。ジョー選手がエリア内でパスを受けるが、窮屈な体勢でシュート、こぼれ球をさらに玉田選手がシュート。

個人的な理想ではハーフスペースでパスを受けた時点である程度勝負ありな状態にしてほしい。

フィニッシャーが相手を外しきれていない。ボールが止まったとしても相手の寄せが間に合ってしまう。パスに対してダイレクトでゴールに流し込めるくらい外していたらもう最高なんだけど。

 

39分の場面(図を)は相手のビルドアップに対して完璧に守備がハマっていた。やられたら嫌な形を出せた。強度を出せていたのが前半だけだったので、ここも仕留められなかったのはしんどい。

 

選手個人の判断基準は知りえない部分。

だけど、ペナルティエリア内でパスを選択した後悔より、シュートを打たなかった後悔の方が絶対に大きいと思う。

ボールを置く位置なんかは技術的な部分だけど、どれだけシュート練習して精度を高めたって打たなきゃ意味がない。

 

後半は入りから主導権を握り切れなかった印象。

早い時間帯から動きが重たくなっていたような。

失点して選手交代。玉田選手に代えて金井選手を入れた時に442にしたようだけど、そこまで変える必要はあったんだろうか。エスパルスの442に対して343は立ち位置の時点から優位性を作りやすいような感じがしていたのでそこの意図がわからない。金井選手は左右どちらでもな選手だからWBに置けるよな。前田選手をシャドーにしちゃえば良い気もした。大外に開いても中に金井選手が入るだろうし。金井選手じゃなくても和泉選手を置いても同じでしょう。

追いかける展開になって、位置と数の優位性より質で殴ることにしたのかな。

試合後のインタビューで監督はシステムにとらわれる考えはないと言っているけれど。

 

宮原選手不在が右サイドに大きく影響していることに少しでも光明を見せてほしいけれど、どうも青木選手がノッてこない。

ドリブルで仕掛けて崩すのかパス交換して前進するのか、プレーの選択に常に迷いがあるように見える。本当はどうしたいのかわからない。

最終的な目的は得点だけど、そうするためにはどうするのか整理できていない。

得点するためにはシュートを打つ必要があるけれど、シュートを打てる位置にいない。シュートを打てる位置に行くために使う武器がドリブルならそれができる位置で身体の向きでパスを受けないと。単独では難しいのなら、パスを織り交ぜて前に進むしかない。狭い局面になるけどボールコントロールはすでに心配ないから自信を持ってやればいい。

何にせよ、トライしないとシュートすら打てない。どんな過程だろうとシュートを打つトライには拍手をする。枠に飛べばもっと良い。得点になればさらに良い。

結果が出なくても、数字に残らなくても、とにかくやらないと何も起きない。

 

あと2試合。