SBT420の日記

名古屋グランパスのファン。

フロンターレ対グランパスの感想 J1第12節

スタメンでフロンターレは昨シーズンアウェー戦で見せてきたネット選手対策を講じてくると思わせる。

中村憲剛選手をシミッチ選手にぶつけてくる形。

かと思えばあまりそうは見えず。

 

4231、中盤5枚は厄介なイメージがある。

中盤ガチガチに締めてくるなら相手SBに仕掛けるのが良いのかな。吉田選手や宮原選手が高い位置まで行けば数的優位が作れそう。

でもシミッチ選手が中村憲剛選手にしつこくされるようだったら、宮原選手が内側に絞って宮原ロールっていう引き出しは無いのかな。元々中盤底の選手だったっていう記憶があるんだけれども。上下運動と攻守での貢献は文句無しなんだけど。

 

前半はその右サイドを少し攻められた。グランパスの攻撃が左に寄った分プレス回避されて広いほうへ展開された時、右サイドを1人で受け持つ宮原選手は大変だった。ドリブル持ってる長谷川竜也選手とハーフスペースに走り込む登里選手の数的不利は結構危うかった。ドリブルに対しては良い守備が何度か光った。流石。

 

25分、中村憲剛選手のスルーパスに抜け出した長谷川竜也選手にゴール前まで迫られた。

そのパスの前にシミッチ選手と米本選手が動かされて中村憲剛選手に絶妙な位置を取られた。相手を動かすパスを回したのが大島僚太田中碧選手のボランチコンビ。

シミッチ選手と米本選手の背後は中村憲剛選手あたりが狙って嫌な位置取りしてたから上手く使われた場面だったかなと。

f:id:SBT420:20190518201311j:image

 

若手選手の活躍も目立っているとはなんとなく知ってはいたけれど、田中碧選手は良いですね。大島選手とボランチ組んでてビルドアップ時はDFラインまで下がってパスを受けて前進させる。狭い局面でも難なく止める蹴るでプレスを掻い潜る。大島選手もそうだけど、あの2人のパス交換はどっちもしっかり止まるから見ていてニヤける。

 

29分のプレス回避されたのは惚れ惚れするくらいで、そこから33分の馬渡選手のシュートまで続いたフロンターレの攻撃は敵ながら褒めるしかないし見ていて楽しい。

 

後半、特に同点になってからより一層インテンシティが高くなった。

そろそろ中谷選手がインターセプトから果敢に攻撃参加するのに驚かないようにしたい。

 

ロングボール増えたかな、って思ったらシャビエル選手の決定機と失点。相手GKからのロングボールだったし、反応は全体的に遅れ気味ではあったけれど崩されたわけではない失点。マテウス選手のゴールもスーパーだけど、相手にもスーパーな選手がいるからああいう失点を防ぐのは難しそう。

 

終盤、相馬選手と前田選手を投入。相馬選手への対応を見るとかなりドリブルを警戒されていたよう。そりゃそうですよねーと勝手に誇らしい。前田選手に対しても左足を塞ぐような守備をされたけど、それを上回るキレがここ数試合変わらず見られる。シュートが打てる場面がどれも難しい角度なので、もう一崩しというところだろうか。

 

フロンターレ相手だからそこと速さを怠ったらあっという間にひっくり返ってもおかしくなかった。

暑さ的にはまだいけそうだけど、夏場はボール保持しながら展開とインテンシティを発揮する回数もコントロールしていかねば。夏場にこういう試合は一回くらいで良い。

でもフロンターレとの対戦でこれほど面白い試合ならいつだって見たい。

 

次はルヴァンカップヴィッセル戦。

グループステージ突破できるかどうかな試合。

ヴィッセルは色々と大変そう。

選手層を厚くするなら過密日程でも試合数が多いほうが良さそうなのでなんとか勝ち進んでほしい。