SBT420の日記

名古屋グランパスのファン。

原書閲覧

ひっそりと自分の変化がわかった瞬間というのは本当に電流が走ったかのよう。

 

同じ作品でも読んだ年齢が変わったからなのか、感じ方も変わってるということに気が付いた。

よつばと!」13巻。おばあちゃんが遊びに来る話の中でよつばが最近知ったことを挙げていく場面。よつばのセリフとそれを微笑みながら聞くおばあちゃんの表情も込みでめちゃくちゃグッときた。緩んだ涙腺が。

前まではよつばの言動や周りの大人たちの行動が面白いと感じていたけど、よつばの成長を感じさせる場面が胸を締め付ける。14巻の自動改札なんかはわかりやすい。

今まで読んできて面白いと感じている部分は変わらなくて、新たに良いと思える部分が追加された。

同じ作品を何度か読んで、それが年齢によるものなのかどうかはともかく、新しく面白いと感じる部分が追加されていくなんてこれはもう半永久的に楽しめるということなのでは?

 

金曜日

というわけで、パルコで開催されているよつばとの原画展へ。

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あの漫画がどう描かれているのか見られるなんて、世界の秘密の1つを知るのと同義。

Gペン丸ペン以外にミリペンの使用度が多い。0.05~0.8の数種類を使っていたかな。

目や引きの人物、物や背景など。

表紙などカラーはデジタル。メイキング映像は20倍速だったので何をしているのか全然わからん。ブラシで水彩画っぽくできるらしい。そのへんの知識がほぼないのでどうにかしたい。

テンションの振り幅がぶっちぎれたのはネーム。

使われなかった部分が主に。1つの場面でも数パターン考えられている。パン作りたいって言う場面も。うどんかと思ったらパンになったという流れもあったし、繋がりとしては頷けるけれどページ数の問題かな。自動改札で失敗した場面もあって、ちょっとしつこいというか、よつばがさすがに可愛そうに見える印象が。カットして正解だと思うけど、こういう裏が見れたのにゾクッとした。

小春子さんのスケッチがもうね。あれで入場料の元が取れる。谷村美月さんと吉田羊さんの名前がメモのように書いてあって、その人たちがモデルか参考になっているんだろうなと。やっぱり小春子さんが最高だったわ。これ定期的に思い出す。

資料写真も大量に撮影するそうで。それだけで写真集が作れそうなくらい良い写真が多い。背景作画の説得力や印象の強さが資料の質の高さ。

 

おそらく画集の類はないよね?

だから図録がないんだろうな。あればめちゃくちゃ欲しいしすぐに飛び付くが。

 

どうでもいいけど、スタッフのお姉さんたちは仕事であの空間にいられるんだよな。

あの原画を横目に仕事をしてお金がもらえるなんて・・・・・・羨ましい。