SBT420の日記

名古屋グランパスのファン。

10代はそこまで腐るの早くない

映画「ウィーアーリトルゾンビーズ

夏休み最後の日に配信されていたものを。

CMが印象的だった。けど劇場に行かなかった理由はまた別。

面白かった。んだけど、これって中高生に向けたメッセージ性が強いんだよね。

だとしたら見てもらうには少し大衆向けにしないとだったかな。

そのあたりは新海監督は掴んだみたいだけど、まぁ個人的にそうしなくても良いんだけど。

展開とか演出も多分映画が好きな人にはウケそうだけど、そうでもない人からしたら話題の大きさも物足りなかったかな。だからこそ限定的ではあるけど配信したのかな。

主人公の置かれた状況もそれなりに落ちたところからだけど、どちらかと言うと裕福だから感情移入するには少しズレてしまう。

感情移入させるとか自己投影させるにしても、主人公の彼より自分はマシなんだと思ったり、今憂鬱に思っていることがどうでもいいことなのかもなぁと思わせるに至るにはどうだったかな。

バズる展開は正直なところ安易だなと。それが今風のベタなんだろうな。好みの部分かもしれないけど、そういう面白さを理解できないと駄目かな。でもああいうのもそう簡単に行くものじゃないっていう現実を突きつけられると別の悩みの種になりかねないよね。そこで失敗への耐性が付けばいいんだろうけど。

 

どれだけ落ちた状況でも、立ち上がる主人公の周りには友達がいるんだよね。1人で勝手に立ち直るなんてのは映画にならないもんな。