SBT420の日記

名古屋グランパスのファン。

グランパス対アントラーズの感想 J1第34節(0-1)

グランパスは残留でシーズン終幕。

お疲れ様でした。

 

監督が変わってからとにかく残留のために守備的だったけど、来シーズンも攻撃的に行くというプレーは見れた。

試合内容としてそれが良かったかと言えばそうでもなかったかな。いつも通り良くなく見える展開そのままだった。相手の対策のほうが上手くいってる感じ。

ただまぁ今シーズンこれだけ苦しんだから、来シーズンも同じ攻撃的に行くとしてもやり方を変えるのは必然であると思いたい。監督も含めて。

このやり方は失敗ではなく、相手の対策を上回れない攻め方を見つけただけ。

 

グランパスは442。和泉選手が欠場。コンディション不良かな。

 

初っ端から際どいヘディングシュートを浴びたりしたけど、ボール保持する時間帯に落ち着く。

しかしシュートどころかペナ内にすら侵入できないのも見慣れてしまった。

気になるのはビルドアップ。丸山中谷選手の2枚が最後尾。相手の前線2枚にシミッチ選手へのパスコースは当然切られる。出しどころもなくて手数が増えてる印象。出してもアントラーズの出足が良くてすぐに捕まる。のは、最初の時点で優位性が無いからかな。相手の守備を1つもズラせないままボールを前進させても先手を取れてないから手詰まり感が出てきてしまう。

 

 

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ポジティブトランジションからのチャンス。シミッチ選手の素晴らしいパスを前田選手が良い状態で受けて長谷川選手と宮原選手がハーフスペースを切り裂く。長谷川選手のクロスは宮原選手を選択したけど、もしフワリとしたクロスをジョー選手へ送っていたらと思うと悔やまれるか。曽ヶ端選手とブエノ選手を超えたら1点もの。ジョー選手が届かなくてもその後ろにシャビエル選手もしっかりと走り込んでいたので。たられば。

 

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米本選手のサイドチェンジからのチャンス。大外でシャビエル選手が受けてジョー選手へのクロス。この時、太田選手はシャビエル選手のさらに外を走った。解説の戸田さんがわかりやすく話してくれた場面でもある。ブエノ選手と犬飼選手の両CBはジョー選手を挟むような形で守るからそこまでサイドに出ていかないので、右SBの永木選手との間が大きく空く。そこに太田選手が走り込む形もあって良いと。個人的にもそっちの選択肢の方が相手守備に後手を踏ませることになりそうだと思う。

 

相手守備をきれいに崩してボールをゴールまで運ぶ形を簡単に考えるとまず前田選手がシュートを打つかクロスをジョー選手が相手のマークを外して流し込むだけ、というのが思い浮かぶ。

どちらにせよそれは前田選手が良い状態でパスを受けられるようにボールを届けないとといけない。

そうするためには中盤の選手に前を向いてパスを受けてもらう。そのためにはビルドアップで優位性を作って相手の守備をズラしていく。

っていう逆算理想空論。

 

まぁポジショナルプレーやればマリノスみたいになれるのでは、と。

風間監督は場所ではなく人を崩すというようなことを話していたような気がするが、それってそこまで違いはないのではないかなと思ってる。崩せばどっちも崩したと言える気がする。仕掛けるべきは場所であり人、人であり場所なるところ。

DFラインとボランチの間にポジショニングしてパスを受けることも、その場所とCBとSBとボランチの人に対して仕掛けて崩そうとしてる。大外レーンで張ることは、大外レーンという場所とSBを崩そうとすること。そうとは言わないだけでそれだったんじゃないかな。

来シーズンは監督変えずにそれができるとはあまり思えないな。試合中、効果の薄いSHの入れ替えを何度もしているようでは。監督のやり方に合わせて選手を入れ替えるよりも選手のやり方に合った監督のほうが良さそう。