SBT420の日記

名古屋グランパスのファン。

良作摂取後の余韻

ここ最近はアニメ映画ばかり見てる。

洋画とかテレビで放送されていたらながら見程度はしているけれど、やっぱりそれじゃ頭に欠片も入らないな。

 

 

『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』

うーん、アニメーションならほぼ間違いなく良いものを作るとわかってはいたけれど、じゃあそこまで面白いと感じなかったのはどうしてかってことになるわけで。

実写版のバクマンがあれだった印象しかないから、まぁそういう感想にはなるよね。

多分もう名前だけで面白いかどうか判断してしまうくらい印象が悪くなってる。

内容もそうだけど、やっぱり声優さんってすごいよねと改めて思い出させてくれる。

 

 

『君の膵臓をたべたい』

宮園かをりさんを思い出しながら。アニメはもうとにかく良くて、手紙は泣きのスイッチ。

そういう感動できそうなレールの上を走っていたのに、何度か踏み外したおかげでなんとも惜しい印象になってしまった。

なんかこう、病気で死んでしまうならそれがベストだし、それ以外なら期待以上のものを用意してくれないとがっかりする。のがっかりをガッツリ持ってこられた。なんで通り魔やねん。どのみち亡くなる結末ならちゃんと病気でのほうが良いって。

元カレがイチャモンつけてくるのもなぁ。あの件必要だったかな。大切に思うの意味合いが違うでしょうに。なんか茶番ぽくて笑いそうになってしまった。

恭子さんは少しトゲが強すぎる。それがまた良いのだけれども。

良い絵だなぁと思ったらJリーグFUJI XEROX杯のマリノスヴィッセルのイラストを描いてくれたのが原作イラストの方か。

桜良さんイイ。全部。髪型にバリエーションあるの。本当にこんなに良いキャラクターなのにどうしてああいう最期にしちゃうのか。ここだけは外し方が大きすぎて度し難い。タイトルにもなってるこのセリフがヒロインを救うだけに本当にもったいないことをしてくれたと思う。病気で亡くならないならタイトル負けだしこの裏切りはギルティ。

 

 

若おかみは小学生!

良い評判は知っていたしネタバレも回避していたので素直に楽しめた。

序盤からの展開で声が出てしまった。

見事すぎるおっこの成長譚。結末で泣くとかじゃなくてエピソード全部で泣きそうになる。

アニメーションで所作を描かれると弱い。すごすぎて何かが削り取られているような感覚がする。

見終わってから知ったけど、原作20巻て。そこから話を持ってきてオリジナルも交えつつ繋いでいってあの完成度は頭が下がる。

もっとここが良かったって言いたいのに全部良いし良さを表現するための語彙が言葉を選ぶうちに消えていく。

余韻で数時間「いやぁ~~」しか言えなくなるのは最高だった証拠。

 

 

『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』

たまにはこういうのもいいじゃない。ということと泣けるらしいとの評価を見かけていたのでアマプラで。

こういうグッズメインのキャラクターはかなり疎いしターゲット層から大きく外れているので自ら歩み寄らないと縁遠い作品。

学生時代の落書きが元で大きな経済効果を生み出せるなんて羨ましいものだ。

最初のキャラ紹介でもう笑ってしまう。とんかつの夢が誰かに食べてもらうことってなかなか考え深いというか、夢が叶う=死みたいなのがなんとも言えない。

すみっコたちに声をつけなかったのは良い手。イメージ定着させないのはグッズ展開がメインならではかな。ナレーションがまた良くて。セリフを上手くフォローしていくし、ひよこが絵本の外に出られないことをベラベラ説明しないで絵で見せてくれた。泣ける場面に水を刺さない。というかイノッチさんかよ。