SBT420の日記

名古屋グランパスのファン。

【感想】グランパス対セレッソJ1第13節(1−0)

ものすごく大きな意味のある連敗を経て、さてどうなりますかな試合。

 

グランパスは4231。右SBには森下選手。初スタメン。

セレッソは442。

 

序盤の5分は流れを持っていかれた印象があるけれど、ボール保持からサイドの崩しが良さげ。

セレッソの守備は前線からプレスをかけることはせず待ち構えるブロック。それに対してグランパスは米本選手がサリーダする場面が何度か。丸山選手も中谷選手も足元の技術に長けているのに相手が寄せてこないなら中盤の枚数を減らしてまでサリーダする理由は何なのか。

堅守だけじゃ(フロンターレには)勝てないと言うことかな。でもボール保持もしてほしいから理由は何でもいいかも。

 

サリーダすると相手の前線に対して数的優位で第1プレッシャーラインを越えられる。すると相手SHに対してボールホルダーと高い位置を取れるSBとで数的優位。さらにSHも加えてトライアングル形成。

f:id:SBT420:20210510000116j:image

数的優位を活かして持ち上がった丸山選手。相手SHは背後に吉田選手もいるから突出しにくい。ここから丸山選手から相馬選手へ速い縦パスが出る。それをワンタッチでターンして前を向くの良いよね。

そこからシュートまで持ち込めた場面ではないけれど、サリーダから相手守備ブロックをズラす典型的な形だったような気がした。

 

相馬選手から相手SBの裏へ抜け出す柿谷選手に出してクロスという場面も2回くらいあったかな。

ペナ内に米本選手が走り込むというのもあったけれど、中で待つのが山﨑選手だけでは迫力が足りないか。

山﨑選手もポストプレー頑張っていたけれど、上位付近のチームのCB相手だとかなり苦労しているような。高さがあるからポストプレー、の繰り返しだけではなかなか難しいのでどうしたものか。

 

堅守もボール保持もどちらもやろうとするとトランジションが肝になってくるけれど、この試合はセレッソの強度も関係してくるがグランパスはかなり良かった。ファウルかどうかは審判の判断だから良いとして、速さも強さも文句なし。奪ってからの繋ぎもミスが少なかった。

でもそれは相手がフロンターレじゃなかったから、と言ってしまうと相手に失礼かもしれない。

しかし見ているだけの立場からしてみるとやはりその印象は拭えないわけで。

 

これまでやってきた堅守も見れたし、ボール保持からの崩しもトランジションも良かった。

特に保持は少しトライしているのかなと思わせる試合だったかなと。丁寧さがあったというか。

その丁寧さがもっと圧力の強いプレスをしてくる相手に対してどうなるかは気になる。

 

次はアントラーズと。

復調してそうる相手だがどうなる。