SBT420の日記

名古屋グランパスのファン。

【感想】横浜FC対グランパス J1第23節(2-0)

中断明けではあるけれど、天皇杯もやったから試合勘はそこまで心配されるものではないと思っていたが。

問題はそこではないか。

 

グランパスは4231。1トップに柿谷選手、トップ下はシャビエル選手。

横浜FCは3421。守備ブロックは541。

 

横浜FCのインテンシティが高い。プレスも早い。ハイスピードプレス。

数的優位で囲んで奪ってカウンター。

 

グランパスは柿谷選手とシャビエル選手がブロックの間で受けようとする。0トップかな。

縦パスは警戒されているのでサイドからの攻撃が多くなる。左はオリンピックから戻ったばかりの相馬選手と吉田選手だったけれど、いつも通りじゃないように見えた。相馬選手が内側に入って吉田選手が大外に位置するのはお馴染みだけど、ボールをあんなにも簡単に失うかな。特に吉田選手は止める蹴るもなんかイマイチ。どこか負傷してる?

 

簡単と言えば、失点の形も相手にとって簡単になってしまったかなと。

サイドにCBが引っ張り出されて空いたハーフスペースにシャドーが走り込むなんて形をきれいにやられるのはらしくない。そもそもCBが持ち場を離れるなんてのがおかしいわけで。あの形に持ち込まれる前がなんかおかしい。

こぼれ球を拾われたとはいえスルーパス一本で失点てのも堅守どこ行った。

 

541ブロックに対して前線の選手が降りてきてビルドアップに参加する効果もそこまで出ないか。一番後ろは2CBで間に合うから中盤の枚数だよな。SBが内側に絞る形が無いのが選択肢を1つ失っているのがずっと気になる。

 

ビルドアップはいいんだよ。相手がプレスに来ても剥がして空いてるところを狙える技術はまだ見れたから。そこで541の1と4は攻略できたことになるし。

それよりもボールをゴールに運ぶまでの道順を逆算できていないこと。

シュートを誰が、ってところから始めないといけない。まずはそれを誰に設定するのか。この試合ではそれが誰だったのかわからないまま終わった。

柿谷選手やシャビエル選手がブロック間で縦パスを受けたとて。そこは相手の高いインテンシティに潰されてしまうわけで。パスを受けるよりも、受けられる位置にいることに意味がないと相手も動いてくれないし、そこにいるからただパスを出しても奪われるだけになってしまう。

サイドの相馬選手やマテウス選手がパスを受けてドリブル突破をした先は? 利き足やコースを切られている状態の相手を上回れるプレーを精度高くできたことがあっただろうか。

もしかしたら得点するためにはサイドからのドリブル突破なんて必要ない可能性だってある。だってそこはもう相手だってわかっているし対策もバッチリなのだから。

 

攻撃に行き詰まったらどうするプランがあるんだろう。

選手は替えても配置は変えないし。なんで433にしなかったんだろう。

まだポストプレーもできるストライカーがいないけれど、いたらある程度改善しそうなんだよな。でもそこ頼りになって欠けたらまた苦労する、の繰り返し。

 

ベースはあるんだろうけど、それを良い意味で逸脱できないというか。

全員が孤軍奮闘でも良い。それがゴールに向かっている矢印なら。自ずとやるべきプレーが見えると思う。監督の指示とは違うかもしれないけれど、そうだといいな。

 

次はマリノス

ニッパツで連戦か。