SBT420の日記

名古屋グランパスのファン。

【感想】グランパス対ヴィッセル J1第33節(2−2)

終わってみれば何だかネガティブになってしまう内容だけど、引き分けでした。それも6ポイントゲームを。勝ちが欲しかったけれど、相手に勝たせなかっただけマシかと。

すぐに次が来てしまうのでモヤモヤしていられない。

 

グランパスは4231。トップ下シャビエル選手。左に相馬選手、右に前田選手。

ヴィッセルは442。中盤が菱形。

 

ヴィッセルがボール保持。グランパスは442守備ブロックでカウンターをメインに得点を取るための守備をする。

相手のビルドアップはサリーダが多め。それに合わせてイニエスタ選手も降りてくる。縦パスをハーフスペースに立つIHに入れたいようだった。グランパスは前2枚と中盤2枚が良い位置でパスを入れさせない。入ったとしてもすぐ寄せて前を向かせずミスを誘う。クバ選手とシャビエル選手は背中でも守備をしていた印象。カバーシャドー的なやつかな?

それがすぐカウンターの形として効果が出たのが良かった。相手IHにかけた圧力がそのままカウンターの推進力になっていた。守備の矢印が攻撃の矢印にそのまま変わる。

1点目のシャビエル選手のサイドチェンジは惚れ惚れする軌道。魔法かな?

2点目は相馬選手の状況判断から。相手CBの持ち上がりに対してSBのマークに吉田選手の準備ができていると確認してから寄せる。焦って出させたパスを引っ掛けることに成功。SBやIHへのビルドアップの出口を完璧に封鎖していた。

 

もしフリーになりやすかったイニエスタ選手を経由されたり、SBに幅を取られたり、ロングボールを多用されたりしていたらちょっと展開が変わっていたかも。

 

後半もヴィッセルが保持。選手交代して武藤選手がIHに。強度高めの選手があそこにいると厄介。狭い局面で相手を背負って受けても反転するし。そこはやはりレベルが違う。

52分にグランパスも選手交代。早くね。尻が痛そうな前田選手はわかるけれど。次を見据えてか?

うーん、ヴィッセルボージャン選手がどういうタイプかよく知らないけれど、どうやらかなりDFラインに影響を与えていたようで。前半と比べてグランパスがボールを奪っても前線へ上手く供給できなかったのは後ろに下げさせられていたからかな。矢印が後ろ向きにさせられた。

押し込まれて押し込まれセットプレーを多く与えてしまっては何か起きてしまう。押される展開をどう凌ぐかは監督次第か。選手交代ではすぐに変化が出ないままやられてしまったが、もし仮に交代しなかったら耐えられただろうか。どうしても過密日程が頭を過ってしまうから選手に無理はさせたくないけれども。

金崎選手と森下選手を投入して守備ブロックを532に。中盤を3枚にしてハーフスペースに人がいる状態にしたってのはわかるけど、後ろを5枚に前を2枚にする理由はわからない。433の451などではダメなのか。真ん中を固めてもサイドが空くから押し込まれる状況は変わらないのでは。あと前2枚の守備もちょっと満足の行く物ではなかった。どうした。

グランパスはゴールを守るための守備をするようになると怪しくなってしまう。それに加えてゴリゴリと攻められる相手選手がいると綻ぶ。

 

相手の攻勢に屈した印象が強くて勝点2つ落としたような試合にネガティブが出てきているのか。わかるけれども。

ただ相手の攻撃を受け入れすぎた感じは正直なところある。相手の前線の並びを見たら攻撃を受け続けたら45分は耐えられないのは予想できそうなものだから、そこと真っ向勝負するよりもまだ分がありそうなところに圧力をかけたかった。DFラインを上げる勇気が監督にあるかどうか。後半も得点を取るための守備が継続させられると良いけれど。

 

 

次は天皇杯準々決勝。セレッソと。

BSでフロンターレアントラーズを見ながら速報を追いますか。

選手登録関係のことは把握していない部分が多いけれど、グランパスはクバ選手が、セレッソは乾選手が登録外と。

古巣相手に奮起する試合が2つもある。楽しませてくれるはず。