SBT420の日記

名古屋グランパスのファン。

去年の今頃は

去年の11月3日は悲しみに暮れていた。
グランパスのJ2降格が決まった試合があった日。

当時、ネットなんかで書かれる「一度J2に落ちたほうがいい」という言葉が嫌で嫌で。なんて無責任なことを平気で言えるんだと。
しかし今にして思えば、Jリーグが素晴らしいということを改めて知ることができたシーズンになった。まぁ昇格争いをしているから振り返るとポジティブな面ばかり思い出されるというのも確か。希望が無ければそんなこと思いもしないだろう。
弱いかもしれないし、レベルも低いかもしれないけど、それよりも何よりも伝わったのがJ2でもサッカーは面白いし楽しいということ。
世間の認知度とか人気とか関係なしにみんなで盛り上げようというのがスタジアムに行かなくても応援する声や表情でわかる。
監督も風間監督になってから戦術なんかについて理解しようと積極的になった。
1年通して選手たちがみるみるうちに上手くなっていくのも見れてよかった。プロになると成長できるとしても時間がかかったりするものだと思っていたけど、全然違う姿になっている。

自分自身、サッカーの見方が変わった気がする。
プレーの根拠を追うようになった。得点するために逆算されたパス回しや失点しないための連動などがどう作られているのかを理解したいと思うようになった。もっと理解するためのアプローチが実際にプレーしたり観戦したりする以外の選択肢を選ぼうとしている。それはまた別の話になりそうだし、まだまだ手段も検索しているような状況で実現するかどうか。

今シーズンも残り3試合。良い結果しか期待していないし、それが当たり前、裏切られるなんてこれっぽっちも思っていない。1年じっくり見てきてJ1に復帰できると信じられるくらいグランパスは頑張ってきてる。
去年とは違う涙の味を。