SBT420の日記

名古屋グランパスのファン。

ちゃんと見たかどうかバレる有名なシーン

映画「ジョーズ
アメリカの海辺の田舎町に女性の死体が打ち上げられていた。その死体の有様を見た町の警察署長のブロディはサメに襲われたものとし、海を閉鎖しようとする。しかし、夏の観光シーズンで商売をしていく町だったので市長は海の閉鎖に反対する。市長は海開きを強行するが子供がサメに襲われる被害が出てしまう。
恥ずかしながら初見。単純なパニック映画だというイメージが強くあった。どちらかと言うと恐怖を煽るような印象。サメとの戦いも結構わくわくした。
話の流れや展開、登場人物たちのバランスが喉越し良い。特にブロディ、フーパー、クイントが素晴らしい配置。酒を飲みながら自分たちの話をして仲が良くなっていく様を見せておいてからの犠牲者が出てしまう展開はなるほどと。
市長は中々面白い。楽観してたらサメ出てきてしまった時のリアクションに笑ってしまった。あんなにシュンとするのはもう笑いと取りにきているとしか。
サメは特撮なんかな。動きがちゃちに見えてしまったけれど、目の怖さは充分伝わる。
続編はまぁ、機会があれば。

映画「E.T.
宇宙から地球を探索しに来ていた宇宙人たち。宇宙船で森に降り立ち、調査をしていたところ、人間に気づかれ急いで宇宙へと飛び立つが宇宙人の1人が地球に置いてけぼりになる。その置いていかれた宇宙人と少年エリオットが出会う。
ずっと前に一度だけ見ているはずなんだけど記憶が曖昧すぎて。改めて見ても正直なところ、少年と何かっていう原型である程度にしか思えなかった。
E.T.のビジュアルが苦手。触りたくないレベル。直視もしたくない。高度な文明や知能を持っているのに身体の機能がそれに追いついていない感じも苦手。
そしてとにかく見辛い。画面の暗い場面が多すぎで何がどう行われているのか、登場人物の表情がわからない。
これを公開当時に観ていたらそれなりの衝撃を受けた可能性もあるけれど、今となっては少々のしんどさがある。
あと、エリオットとE.T.が指を合わせる場面が有名であるけど、本編じゃ近いものはあるにしても出てこないよね。ポスターでは象徴的だけどどういう意図なんだろ。

映画「イン・ザ・ヒーロー」
ベテランのスーツアクター本城渉。戦隊ヒーロードラゴンフォーのスーツアクターを勤めていた。映画化が決まり、ゲストキャラで本城の顔出しでの出演が決まったかに思えたが、その役は人気の若手俳優一ノ瀬リョウに決まってしまった。アクション演技に命を懸ける本城と俳優として夢を追うリョウ。
この記事3作品の中で一番面白かった。本城のアクションに対する消えることの無い情熱とか独りじゃ成立しないという考え方、スタッフへのリスペクトやリョウへの彼の言葉全てが染みる。なんかこう、頑張ろうって思える。この役柄をやるには唐沢寿明さん以外当てはまらない。自分の中にあるウッディを上書きされそうなくらいだった。
本城と対になる登場人物であるリョウも作中での成長っぷりに嬉しさすら感じる。冒頭でのあの性格と態度でまだ幼い弟と妹がいるというのは反則スレスレな設定。撮影現場で余った弁当をもらっているのを茶化される場面があったのは絶妙。そしてその弁当を3人で食べるが弟と妹は飽きているってのでリョウに対する好感が跳ね上がる。福士蒼汰さんには未だに一抹の不安がある映画が控えているけれど、彼の外見のかっこよさは真っ直ぐすぎて男の自分ですら応援したい気持ちが芽生える。俳優としての彼が実際どういう態度なのか知らないけど、改心する前のリョウみたいではないことを願う。
話の内容も特にひねくれた部分もなくて見ていて気持ちが良い。ありふれたアクション映画よりもアクションしてる。欲を言えば、最後のアクションシーンにはもっと血しぶきや返り血があればさらにかっこよかった。
ちょっとアクションやってみたくさせられたのも良いところ。