SBT420の日記

名古屋グランパスのファン。

グランパス戦の感想 J2第33節

ツエーゲングランパス
悔しいというより悲しい。選手個人で誰が良かったか悪かったかが不鮮明になるくらい。夏に甘い汁をすすった分、秋は少し渋そう。グランパスというクラブの性質みたいなのが滲み出てきた。プラマイゼロなんだよな。どこかで上昇しても頂点に到達する前に目に見えない運命的な性質によって下降していく。ポジティブな刺激が必要。さらにそれを維持していく方法が無いと下降が続く。天皇杯セレッソとの試合がどういう影響をもたらすのか。
もう先制点を取られるというのが当たり前のようになってきているけれど、何か特別なことを仕掛けてきた相手に対してだとペースを握られそうになるから嫌な感じはする。正直、ツエーゲンがそうだったかという印象は無い。守ってカウンター、それだけだった。選手が揃わないだけで綻び、脆く崩れ落ちるのはもう見たくない。
久々の先発出場になった杉森選手がPKを取られたというのは感覚が合わなかったのかなぁ。ほとんど戻りながらの対応だったから難しさはあったかなと前半のみで退いたけど替えなければいけないほどだっただろうか。まぁ圧倒的だったわけじゃないけど。交代で入った秋山選手は前日に大学のほうで試合に出ていて中0日。それほどまで必要としている選手であることは明確。ボールを受けた時の選択肢とそれを実行する技術と精度の高さ。グッと前に重く押し込める印象がある。あれが彼のニュートラルだとしたら、比べられる杉森選手は後半途中で脚を攣るくらい走り回らないと届かない。あらゆる部分で底上げしないと数字も結果も残せない。できるはずなのになぁ。
ディフェンスラインとボランチの間でのボールロストの多さよ。和泉選手はあそこまで奪われるような選手だったかな。触る回数が多い選手のロスト率が高いと話にならない。風間塾の基本的な動きを繰り返し続けるだけでいいはず。
前線でパスを受けようと動く選手が少なくなった。一つのパスに2人3人と動かないと相手の目の前だけになる。ペナルティエリア内にグラウンダーのパスが足元にピタッと収まった直後のアイディアが見られない。シュートまでのアクションがイメージされていないようだ。
夏の疲れがドッと出たのかと思わせたのは連続失点の場面で守備が棒立ちだったこと。立っているだけで守れるはずもなく、最も落胆した場面だった。順位の現状を考えたら負けてる余裕など皆無なのに、守る局面で試合どころか目の前の相手にすら勝つことを放棄しているようだった。見ているこちらも勝つこと、点差を詰めることすら無理だと思うには十分だった。言わないだけで、多くのファンサポーターは自動昇格には届かないと感じているだろう。なんとかプレーオフ圏内に留まるのが精一杯なのかもと。
こういうネガティブを根拠の無い自信で振り払うしかない。天皇杯セレッソ戦でまだ戦えることを証明してほしい。