SBT420の日記

名古屋グランパスのファン。

グランパス戦の感想 J2第26節

グランパス愛媛FC
復刻版の記念ユニフォーム。記念ユニフォームと言えばあまり良い思い出がない。20周年記念の時ガンバとの試合をスタジアムで観戦していたけど0-5で負けた思い出。果たして今回は、という試合でした。
開始早々に先制。寿人選手にこういう形での得点が生まれ始めると量産を期待させる。2得点目は直接フリーキックで田口選手1点目。コースは甘かったけど、ボールの変化とバウンドで相手キーパーを惑わした。シャビエル選手と青木選手の連携でシモビッチ選手が3点目。完璧すぎて何も言えぬ。
前半は愛媛FCの守備があまりハマる感じはなかった。取りどころがはっきりしていなかったから余裕を持ってパスを回せた。逆に守る時はブロックを作ってしっかりしていた。ちょっとバイタルエリアが空く場面もあったけれど。対人で負けなければひどく崩されることもない。
後半開始直後4点目。田口選手の2得点目。デビュー戦の秋山選手はどういう感じなのかも気にしつつ見ていた。パット見、どっしりした雰囲気かなと思っていたけど軽快な技術を見せてくれた。素晴らしくフィットしていたけど、途中から消えていた時間帯もあったので、存在感を示せる要所をもう少し増やせると攻守において活躍が期待できそう。アシストには痺れたので今後楽しみ。
4点差付けばまぁこれで決まっただろうと思うのが普通の感覚だと思うわけで。J2って監督の采配が試合の展開をめちゃくちゃ大きく動かす印象がある。1つの交代でもそれが持つ意味の大きさがJ1と全然違う気がする。選手と配置を変えられただけでみるみるうちに点差が縮まり追いつかれた。センターバックの負傷交代も守備の崩壊というか混乱を招いた一因。目の前に相手選手がいればいいけど、システム上でのズレがあると追うのに苦労したりマークを剥がされるのかな。難しいところか。具体的な修正案は無いけれど、それ自体できそうな感じは前半の守備を見ればある。そもそも後半の疲れる時間帯でも選手みんな守備に走るのでこの攻撃力を維持したまま無失点を目指すことは絶対にできるはず。
割りとショックを受けていたら青木選手が5点目。失点のほとんどが彼のいた右サイドからだったけど見事に殴り返してくれた。続けて6点目も青木選手。正直、青木選手とシャビエル選手の組み合わせにそこまで期待できなかった試合前を悔やむ。そして最後7点目、田口選手ハットトリック
試合全体を通して攻め続けたこと、複数得点できたことはとても嬉しい。最終的なスコアは7-4というサッカーらしくないものだけど、4-0から4-4に追いつかれてしまったという極端な展開を経て勝ちきったことは確実に次節以降に繋がる。それが戦術的なことになるのか、選手個人なことになるのかわからない。まぁ選手交代して雲行きが怪しくなる変化があったことは間違いないわけで。攻撃も守備も誰が出てもどんな組み合わせでも変わらずやれる程じゃないと。
得点のことばかり印象に残っているけれど、パス回しには様々な形が見られて楽しかった。長短のパス、ラストパスの精度、推進力のある短いダイレクトパスなど。
スタッツ上で圧倒していないほうが勝っている傾向ある?

試合が終わった直後でも思い出すと胃がキュッと締め付けられる。
次節の松本山雅FCとの試合はトヨスタへ行きます。