SBT420の日記

名古屋グランパスのファン。

グランパス戦の感想 J2第35節

FC岐阜グランパス
前回対戦が第2節。そこからどれほど成長したかを見せる戦い。と何度も実況されていたけれど、まず順位という数字を見ればそれは明らかかと。
どちらもボール保持という攻撃の戦術。そこは同じだけど違うとしたら守備面かな。グランパスは前線2枚の寿人玉田、ボランチ2枚田口小林でトライアングルやスクエアを形成してゾーンディフェンスかな。442のブロックで中央に入らせない。出しどころを消してFC岐阜のパス回しに窮屈さを与えてスピードに乗らせない。でも1失点目はサイドで数的不利を作られた。この試合では終始安定した攻守を見せてくれた和泉選手でもさすがにあれは無理。近くにいたシャビエル選手が戻るかボランチセンターバックがスライドしてスペースを埋めるかしないと対応は難しかった。何度か裏を狙われたけど、同点にした場面でしっかりとやり返した。対して右サイドはかなり圧倒していたような。毎試合良いのが宮原選手のすごさだなぁ。
小林選手が前に出て寿人玉田選手でコースを限定させた時、もう少しディフェンスラインを上げるかしないとボランチとの間にスペースが。そこが気になった。
本当は無失点で終わらせてくれると尚良いけれど、本職ではないポジションでプレーする選手もいる中、意識も集中力も高くやっていると思う。相手にどんな対策をされてもこの攻撃力をいつでも出せるのなら1~2失点くらいは目をつむる。
前半の途中から寿人選手とシャビエル選手を入れ替えていたかな。何がどうしてそうしたのかは知りたい。どうしてもグランパスの攻撃ばかりに目がいってしまうのでまた見返さなければいけないけど、FC岐阜にどんな守備戦術があったのかな。前線3枚がプレスをかけてきた。ディフェンスラインとゴールキーパー武田選手でそれを危なげなく抜け出していた。その形がかなり多かったのは見ていてちょっと怖かったな。そこから後ろがどうなっていたか。グランパスはそこまでパス回しに苦労することはなかったかなと。シャビエル選手もゴールに近い位置でそこそこ自由に動いていたし、田口小林選手がボールを触ると攻撃にリズムが生まれる。ディフェンスラインと駆け引きを続ける寿人選手、流動性とアクセントを加える玉田青木選手と両サイドバック。良いスペースに走り込むしズレることも少なかった。もどかしさが見当たらない。つまりそんなに大した守備をされていた印象が無い。
大体70~80分くらいになると除々に存在感が増す青木選手。試合時間が進むにつれてシャビエル選手に慣れてくると姿を消されることもあってか、彼がひょっこり出てきて決定機や得点の場面を連発させる。周りの運動量が減る時間帯にあれは頼もしい。青木タイム。
攻撃やシャビエル選手の対策をされても他で対抗したり、守備の脆さをモロに突かれる部分が修正されていた。あとは勝ちとスコアが伴ってくるともっと嬉しい1勝になる。