SBT420の日記

名古屋グランパスのファン。

買われた作品、売られた喧嘩

1日に2度、好きな漫画と小説の実写化が発表されるという悲劇。
最近、実写化する時の原作使用料はこれくらいですよ、という画像を見た。その金額で映画に使えるのはさすがに敬意が無さ過ぎるとは思った。
なんで100万とか200万で通るんだろう。編集部的には実写化して原作の知名度が上がって単行本の売れ行きがよくなることを期待しているんだろうか。
確かに今じゃ知ってもらうことすら大変らしいから、拡めるには手っ取り早いかもしれない。有名俳優使ってるから観てくれる人も少なくないし、番宣でテレビ番組にたくさん出演してくれる。
編集部がせずとも、それだけの金額で作品を宣伝してくれるならいいかもって感じなんだろうか。
でも、聖☆おにいさん氷菓もそんなことしなくても充分売れる作品だと思うけどな。アニメもやったけど、何年か前だからここでまた売ろうとしているのか?詳しい数字は知らないけど、部数とか購買層は変わってきてるよな。
制作側は何が当たるかわからないから乱発してるかもしれないが、なんで当たったのか、当たらなかったのか考えないから好意的じゃない。安く買ったくせに良い原作を無駄にするような作り方して観る人満足させられない質が問題なんでしょ。
俳優側も原作知らないし、好きでもないというのが少ない言葉だけでもわかる。いつも似たようなことしか言ってない。というか言ったかどうかすら怪しいが。言わされていたり勝手に書かれていたりしてる。
ドラマ「逃げ恥」は当たったが、主演の星野源さんはラジオで原作の素晴らしさを話していた。ちゃんと作品や作者に敬意があれば理解も深まる。ただ演技するだけが仕事じゃ無いでしょ俳優って。デ・ニーロ・アプローチするくらい相当な熱意があれば好きになるよ?
制作も俳優も原作に対するリスペクトがなきゃ実写化なんて話にならない。
作者に断る権限を与えてほしい。それだけで悲劇は減る。0から苦労して生み出した作品をこんな風に使われることにもっと抵抗をしてくれないと。読者が文句言ったって聞いちゃもらえない。