SBT420の日記

名古屋グランパスのファン。

クラブワールドカップ決勝の感想

アントラーズレアル・マドリー
試合前の予想。アントラーズはやりたいような戦術で最初から入れるだろう。過密日程でしんどいはずだけど、どの選手が出てもどんな戦術にも対応できるほどの層と浸透が期待できるので、あとは相手のスピードやパワーに慣れるまでに失点しないこと。最初から集中力全開でいけば狙い所さえ抑えられたらカウンターからチャンスは作れる。
端から見たら想像を絶する差がある相手だけど、現実をしっかり見据えるアントラーズならどんなプレーをされても度肝を抜かれることはないでしょう。
もちろん勝ってほしいけど、ここは1-3というスコアで。できるだけ若手選手が得点してほしいな。
手の届くところに位置していることを証明してくれ。

前半5分まで見てもアントラーズは浮足立った様子もなく前線から守備に走る。良い入りだと思っていたら失点してしまった。でも完全に崩されたって感じでもなかったからまだ焦ることはなさそう。しかしアントラーズがボール持った時、あまりレアル・マドリーは追いかけてこないのな。待ち構えるような形。普段からそうなのかな。それとも余裕が有り余ってる?それもあるけど、レアル・マドリーの選手は一回り身体が大きいからスペースが無いように感じる。なんかどんどん囲まれていって出しどころが消えていく。連動性の高いパス回しをしたいな。アントラーズはボールを奪ってからの展開にミスが出るからそこからまた始まる守りが大変。
前半終了間際になんとアントラーズが追いつく。土居聖真選手の左足のクロスから柴崎選手の左足。ファーストタッチが大きくなってしまったけど良いところにこぼれた。
後半が始まってもアントラーズは前半の勢いがあった。バイタルエリアで柴崎選手が囲まれながらもまたしても左足。「打て」と思った瞬間だったのでちょっと声が出てしまったぞ。
それからの約8分間はリードするという時間帯だったけどPKを取られ同点にされてしまった。そこからレアル・マドリーのエンジンがトップギアに入ったような。怒涛に攻められるけど崩れないアントラーズの守備陣。ワンサイドゲームかってくらい押し込まれるけど、選手交代もして40分に差し掛かるくらいに盛り返してきた。チャンスもあったし、セルヒオ・ラモス選手の退場未遂もあった。アディショナルタイムにも惜しい場面を作り出した。たまたまじゃないチャンスや得点が90分で何度あっただろう。リーグ戦ならレアル・マドリーから勝ち点1を獲得しているぞ。
延長前半で後半途中からアントラーズ昌子、植田選手が消していたとすら思わせたクリスティアーノ・ロナウド選手が一瞬で。何が起こったかわからなかった。しかも2度。これはアントラーズにとって重すぎる。さすがに延長戦も後半になると走れなくなってしまう。延長戦に入ると交代枠が1つ増えた分を使って赤崎選手を入れてまだ点を取りに行く意思を示す監督すごい。
予想は良い意味で裏切られたことがとても嬉しい。最終的に2-4で終わったけれど、アントラーズは本当によく走ってくれたと思う。感動してしまった。というか、今月はずっとアントラーズに驚かされてばかりだったなぁ。お疲れ様でした。