SBT420の日記

名古屋グランパスのファン。

ヴィッセル対グランパスの感想 J1第9節

ルヴァンカップで1つ勝てて、光明が見えたと思ったら足りない要素がまた出てくる。

頭ではわかっているのに身体が動かないという印象。連戦の疲れやコンディション不良がボールへの寄せの遅さや球際で負け、相手に好きなようにプレーされる。

なんとかボールを奪ってもなんだか距離感が遠い。誰が一番早いか見直さないとわからないが、それに周りがついていけていない感じがした。それにビルドアップの時点で相手を外せていないし、止まってない。自分たちのペースやリズムでできないと余計に走行距離が長くなって疲労も増える。

 

守備の時の442もハマっていないような。相手がボールを下げたらオーガナイズしてマンツーマンでつくけど、1つのパスで剥がされる。簡単に数的不利になる。相手に前向きにパスを受けられ、多くの選択肢を与えてしまう。

相手陣地に押し込めば守らなくてもいいのはわかるけれど、そもそもボールの保持すらままならない。重そうな身体じゃ受け手が遅れるし、トランジションもインテンシティも強度がまるで足りない。

後手になってしまうとイエローカードの枚数が増える。相手より遅れてしまうからフィジカルコンタクトがうまくいかずフラストレーションが蓄積される。

 

ルヴァンカップをハイライトでしか見ていないから深堀選手がどう良かったのかはっきりとはわからないけれど、彼のディフェンスライン裏への動き出しが活かされるのはあくまでも中央でプレーした時なのではないだろうか。サイドじゃその効果は薄まる気がする。怪我から復帰したシャビエル選手も全然好調じゃなかったし、守備のタスクがあるとは言え、彼を中央に置くことよりもまずは深堀選手の仕掛けを見せて効果を発揮してからが開始の合図なのでは。

攻守において442が良さを出すのではなくて、深堀選手が仕掛けるから442の良さが出ると思う。システムは後からついてくるでしょう。そんなやり方だと思っていたんだけど。

 

失点しないことに越したことはないが、ゴールキーパー補強しても一人で守るわけじゃないし、何よりも得点できないことのほうが問題だ。

 

途中から入った和泉選手は左サイドの奥まで行ってから何度も判断が遅くなる場面が。彼だけが原因ではないにしてもパス受けてドリブルで進んでペナルティエリアの脇で切り替えしてからどうしようか考えているのはもう何も揃ってない。誰とも何も共有できてない。何をどう判断してそうしているのかわからないが、端から見ていて間違い続けていると。どうせ失敗するならもっとはっきり意思を示したプレーをしてほしい。せっかく深い位置まで侵入してもそこで何もしないと驚異でもなんでもない。押し込んでそこで仕掛けて制圧して得点することがやるべきことでしょうに。

短い時間だけどしっかり休んでもう一度思い出してほしい。

 

本当に1つでも勝てたらこの閉塞感から抜け出せそうなのに。