これにてリーグ戦はすべて終了。
開催するために奔走してくれたたくさんの人たちに感謝。
まだまだ制限のある応援だけど、個人的には丁度いい。現場の声が聞けるのはすごく面白い。そういう意味じゃ本当に貴重な観戦経験になっている。
グランパスは4231。山崎選手が先発に。
サンフレッチェは3421。守備ブロックは541。
グランパスの442ブロックに対するサンフレッチェの攻め方はWBで幅取ってシャドーのハーフスペース特攻。
グランパスは全体的に重心を下げる。SHがハーフスペース埋めるくらいにまで下がる。WBにパスが出たら寄せると同時にボランチがスライドして埋める。
しっかり引いて成功率低そうなクロスを選択させてた。CK与える回数が多かったのは気になったけれど。
前半は相手を押し返すのにかなり尽力したのが相馬選手だった。
ビルドアップを阻害してカウンターも何度かあったしWBの背後を狙ったパスやドリブル突破を仕掛ける場面も作った。
山崎選手もポストプレーで起点を作っていたけれど、足元へパスを送ったほうが良いとか今更ないよな。
相馬選手に対しては数的優位で寄せるっていうのが対策の1番上っぽい。
この相馬選手に対する数的優位での守備の前半と、カットインから中央フリー稲垣選手の2本のミドルシュートは得点の伏線になったのではないかなと。
マテウス選手がトップ下から左サイドまで流れて相馬選手がトップ下へグルグル入れ替わった後、相手WBのインターセプトを掻っ攫ったポジティブトランジションで完全にひっくり返った。大外のマテウス選手に対して相手WBが戻れず数的優位での守備が行えない局面。中盤の川辺選手を引っ張り出し中央にスペースと偽SB状態でフリーの吉田選手。ここへパスが出る。吉田選手にはミドルシュートの選択肢もあったと思う。でも山﨑選手も良い位置取りをしていた。完璧なポストプレーから前田選手のズドン。
前線は流動的で入れ代わり立ち代わりするけれど、後ろはそうではない。バランスを崩さないことっていうのが関係してくるからだと思う。
来シーズンはSHに対する守備がより強固なものになりそうな予感があるので、後ろのバランスを多少崩してでも攻撃に変化を加えるべきかなと。
サイドでのトライアングルの作り方を少し変えるだけでも、今回の得点に近い形は期待できる。SHとSBはどちらも大外に立って1トップやトップ下の選手が下がったり寄ってトライアングルを形成する形が多い。
ボランチやCBの守備範囲を考慮してもサイドにスペースを開けるのは怖くても攻撃を完結できるかどうかなら取れるリスクだと思う。
SBはレーン移動してハーフスペースでボール保持する。SHはWBと中盤の選手の中間ポジションを取る。1トップやトップ下はそこまで下がらない位置に立てる。
吉田選手は相馬選手がボールを受けた時、オーバーラップすることが多いけれどそれがドリブル突破の助けになっているかどうかは少し怪しいと感じている。
カットインしたい選手に対しては内側を走るインナーラップの方が効果ありそう。
それは逆サイドも同じだし。そしてそれは成瀬選手も宮原選手もできることだから。守備を最優先で起用されているジェソク選手も攻撃参加するけどやはりオーバーラップが多い。クロスに定評があればオーバーラップなんだろうけれども、生憎太田選手は移籍してしまう。
そこの補強も考えているようだけど今いる選手たちにはあまり移籍してほしくないのが個人的感情。偽SBを採用すれば手放す選手も少なくなるという希望的観測。
また改めて今シーズン全体的な感想でも書こう。