大晦日、と実感する暇もなく。
それどころか父がもういないという実感もなく。
葬儀でも定型文挨拶を読み雪が舞う中、火葬場へ。
時間まで特にすることもなく、祖父の時のことを思い出す。あの時はテレビが見られるスペースがあったのでそこで相撲をぼんやり眺めていた。同じようにそういうスペースはあったけれど、先客もおりテレビの電源も入っていなかった。
隅っこの椅子に座っていたら従兄弟が通りかかったので少し話した。質問されることのほうが多くて自分のコミュ力の無さがここでも発揮された。後になってから聞きたいことを思いつくのは悪癖。そういう瞬発力が必要なのかもしれない。
骨壷を持って再び葬儀場へ戻り今後の説明を受けて帰宅。
多くのやる事を抱えたまま長い長い年の瀬が