壁に向かって好きな音楽を聴きながら小さな声で歌ってた。
それがどういうことか言わなくてもわかってくれる人は近くにいない。いやどこにもいないかもしれない。
自分じゃ自分をどうにもできなくなるほど疲れてしまった。
嫌なことばかり思い出してる。もうそんなこと考えたくないから解決したいけれど、そうなる前に避けるくらいしかできることがない。
どこにも届かない文句を言いそうになった。無意味な堂々巡りの入り口だ。
一歩でも二歩でも引け。嫌なことから遠ざかるために引き返せ。失望するくらい疲れた日なんか無駄にしていいから、好きなことしか見えないところまで戻ろう。そこからまた歩けばいいや。
たまにはこういうのもいいよね。