盆休みにアマプラで見たやつ。
下書きで放置していた。
『竜とそばかすの姫』
とりあえず見なきゃと。そういう義務感みたいなものは少し邪魔かもしれない。
これまでの監督作品のことを何も知らなければもう少し楽しめた可能性がある。今までの作品の良かった部分をそれぞれ継ぎ接ぎした印象だから。
正直、開始10数分で耐え難いと・・・・・・。演技論を素人がとやかく言うのは良くないが、俳優さんの声優起用が裏目に出ている。笑わせる場面でのアニメーションと演技の乖離よ。アニメばっかり見てるこちらもアレだけれども。
Uの世界観はOZと同じで良いが、だからこそ当事者たちが日本にいるってのは意味が無いような。
タイミングよく原作に目を通してから見れた。旧作はいつ見たかも覚えていない。記憶が邪魔をするとか言いながら自ら掘り起こす作業をしている説。
改変とかプラスαが余計だったりしたこともあったりなかったりだけど、これはすごかった。
冒頭の映画撮影からして整理されてる。出来杉くんの使い方が良い。最後に持ってきたやつとかなるほどと。
恥ずかしいが、毎度のことながらしずかちゃんに惚れてしまう。一挙手一投足、その仕草全てが素晴らしい。
ただのウケ狙いのギャグも変顔も最低限なので見やすい。何よりも宇宙での戦闘シーンがかっこいい。映画ドラえもんと知らずにそこだけ見たら絶対別作品と勘違いする。
みんなそれぞれ活躍する場面がちゃんとある。良い。ジャイアンが最後だったのは意外だけど彼にしかできない活躍だった。スネ夫は1回か2回は隅っこで小さくなってもらわないといけないのはパターン。
スモールライトの効き目が切れる時のドクンはもっとやって欲しかった。のび太が落ちた時とか。
諏訪部さんのドラコルルのおかげでとても気持ち良く見れる。あそこがイマイチだと引っかかるところが多すぎて無理だったかもしれない。
次回作は空の理想郷。
『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』
忘れちゃいけないとよく言うけれど、こういう作品でも割とトラウマになるシーンはあったり。しかも表現の要である右手が失われるのは本当に辛いと思わせる。手の演技において平伏してしまうくらい良いので。
テルちゃん、もとい花澤さんが素でエグい。言語化できないがめちゃくちゃ良い。
40分ほど追加されたおかげで休憩挟まないとしんどい長さ。飽きはしないが姿勢が。