相変わらず視界は狭い。
何か試験を受けているようだった。物凄く近くに人がいる。顔のすぐ横にいるのがわかる。誰かはわからない。
その問題はとある漫画の1巻の帯に書かれている煽り文が何かというものだった。
自分の好きな漫画だったのでわかるぞ、なんだったら手元にあるぞと。
何かよくわからないものがたくさん積まれた山の中からそれを取り出すと、その漫画の6巻だった。おや違ったか、こっちかな、と別のところに手を伸ばして取ってみたら5巻だった。
自分は本当に持っているのに、どうして。
鳴らないはずの目覚まし時計に起こされた。