SBT420の日記

名古屋グランパスのファン。

ディ○ニー合宿 ミッ○ー編

この物語はフィクションです


夢を追いかけ早5年・・・
ついに俺はあと一歩で夢に手が届くところまできた
今日からディ○ニー合宿だ
ドでかい建物を見上げながら今までのことを振り返った

ここまで来るのにも結構大変だったな
書類審査、面接、筆記・体力テストその他色々
本当に色々やってきたけど
最後にこれを乗り越えなければ、全部無駄になってしまう

思い出すぜ、5年前を・・・
修学旅行で初めて行ったディ○ニーランド
誰にでも優しく接しているミッ○ー
あの姿を見た瞬間、俺もあんなふうに子どもたちに夢を与えることが
できる存在になりたいと思ったんだ

このディ○ニー合宿を終えて
最終試験を合格すれば
俺はミッ○ーになれる・・・
胸が熱くなるぜ

さて、早速行くか
俺は要塞の様な建物の中へ進んだ
この送られてきた案内によると、最初に受付で
必要最低限の荷物を受け取るのか
で更衣室に行って着替え、グラウンドに集合か
もうあんまり時間もないし急ごう

「すみません」
受付にいる美人のお姉さんに話しかけた
「はい。あ、ディ○ニー合宿の参加者さんですね。
今日からミッ○ーなのでこちらをどうぞ」
俺はお姉さんからパンパンに荷物が詰められたリュックと
ミッ○ーの着ぐるみの頭を受け取った
「ありがとうございます」
お姉さんにお礼を言い、俺は更衣室へと向かった

着替えを済ませ集合場所となっているグラウンドに出ると
そこには自分と同じ格好をしたミッ○ーがたくさんいた
頭にミッ○ー、服は動きやすい体操服のようなものだった

ざっと見ても50人はいるなぁ
この中から何人がミッ○ーになれるんだろう?

「さぁみんなこっちに来てくれ!」
ミッ○ーの声が聞こえた
声のする方を見るとえらくムキムキな体に軍服姿で
ミッ○ーマスクをかぶった人がいた
正直かなり不気味である
そのミッ○ーが続けて
「さぁみんなはやく!あと10秒でこねぇと全員殺しちゃうよ」
と言った
とても夢の国を牛耳っているような彼が言いそうにないセリフだった
でも殺されるのは嫌なので、そのミッ○ーのところまで走った

「やぁみんな、集まってくれてどうもありがとう。
今日からディ○ニー合宿を初めて行くヨ!
とりあえず今日は軽めのメニューをやってもらおうかな!
グラウンド10週してこいてめぇら!」
声が全部ミッ○ーなおかげなのかそんなに怖くないが戸惑ってしまう
周りもそんな感じだった
「みんな!はやくー!走り終わったら今日は終わりでいいからねー」
合宿参加者が動き出していく
流れに乗るように俺も皆と走り始めた
よく見たらミッ○ーマスクの額部分と体操服の右胸に番号がついている
俺は37番だった

・・・とても奇妙な光景だったんだろうな
ミッ○ーの集団が走っていたんだから

全員が走り終えた頃にはもう昼を過ぎていた
今日のメニューが終わり、教官ミッ○ーに寮へ案内された
「19時から食堂で夕飯と説明会をやるよ!それまで自由時間にしちゃうから
みんな仲良くしてておくれー」
そう言った教官ミッ○ーがどこかへ去った

俺は夕飯と説明会が始まるまでの自由時間で
色んな奴に話しかけた
あとで部屋割りされるらしい
皆いい奴だったので割と早く仲良くなれた
ちなみに合宿参加者は52名、全員男だった

そして
夕飯と説明会の時間になった
昼ご飯を食べていないので腹ペコだったので
夕飯の献立は何かなーと思いながら
食堂へ入った

教官ミッ○ーが仁王立ちしていた
その姿を見て何も感じなかった俺は
甘かった・・・そうお菓子の様に甘かったのだ


続く
のか?

この物語は友人との会話から生まれた
「ディ○ニー合宿」をもとに僕が勝手に書いたものです