SBT420の日記

名古屋グランパスのファン。

「映画」のカテゴリーは死んでいない

アメリカン・スナイパー

BSで放送されていたものを録画しておいた。見たかった映画だったので久しぶりに感想を。話の流れを書きつつ見たのも久しぶりだ。

監督のクリント・イーストウッドに対するイメージが西部劇しかなかったので余計な先入観はなかった。

主人公のクリス・カイルは実在の人物であったこともはっきりと認識していなかったことも助けにはなった。結末的な意味で。

主演のブラッドリー・クーパーハングオーバー!とかイエスマンとかに出てんじゃん。知ってるはずなのにわからないというね。

前半はそんな見慣れない洋画にありがちな俳優の見分けがつなかい問題が出てきたけれど、時間が進むにつれて解決していったが、クリスの仲間についてはちょっと誰が誰かわからなくて困った。まぁクリスの抱える問題が何かっていうのがわかればそれで良いかなと。出くわす度にこのありがちな問題を克服したいと思っているが、この登場人物はこういう名前でこういう人ですっていう説明をわざわざセリフとかにしないのが良さなわけで、こちらの読解力というか理解力が求められるだけの話ではある。

心の問題と敵ははっきりしていたのでそこはすごく良かった。どちらかと言うと戦争メインな感じではなくて、蝕まれていく様子が描かれているので戦闘の場面に緊張感はそこまで必要ではなかった。良い意味で。

クリス・カイルのことを知っている状態で見たらどう思ったのかな。著書をどれくらいなぞっているのかわからないけれど、おそらく著書はかなり良い物なんじゃないかな。

 

映画の日なのに映画館には行かないっていうのはどうなのよと思わなくもないが、たとえ1100円?で映画が観れるとしても、飲まず食わずで映画を観るなんて無理なので結局のところ2000円近くの出費になるだろう。パンフレット含めたらもっといくし。

だからと言って全く行かなくなったわけじゃなくって、自分がどれだけ好きな作品かによって行くかどうかが決まる。自分好みの作品を作る監督の映画で待ちきれないくらいの気持ちがあるのなら月初めに映画館に行く。一人で。

 

よく洋画は字幕か吹き替えのどちらで見るか~なんて話題がある。

個人的にはどちらでも見るけど、テレビで放送されている映画は字幕なら字幕で、吹き替えなら字幕表示の機能をオンにする。映画に限らずテレビは常に字幕表示させている。

そこに何を求めているかっていうと、情報量ということになるのかな。あるのとないのとじゃ情報量が格段に違う。映像と音声だけじゃ得られない情報を文字を追加するだけで作品への理解や没頭に大きな差が出る。話の流れを書きながら見るのも近い理由。

例えば刑事ものとかによくある小難しく長ったらしい組織の名前とかは音と文字で頭に入れたらその組織がどういう組織なのか理解する助けになる。

でも字幕で見るとそれを読むのに必死になって俳優の演技が見れない、なんていう程度の低そうな論が出てくる。それに対してはっきりとは言えないけれど、視野が狭いというか画面の一点しか見てないのかという風な言葉が思い浮かぶ。と同時に映画を見るのに向いてないとも。

そもそも作った側が数えきれないくらい見返している作品を一度見ただけで一体何が語れて何を理解できるというのか。字幕だろうが吹き替えだろうが同じで一度見ただけで作品の全てを吸収して消化なんてできるわけがない。小ネタとか仕込んでるなら尚更一度じゃ無理。個人的にそういう作品は好きだけど把握できないネタを後から検索してわかるなんてことも多い。

好きと自称するなら広く浅く一度でもいいかも。そのかわり古今東西の映画を知っていないと胸は張れないが。

 

字幕か吹き替えかから野球よりサッカーを強く好む理由みたいなのが言葉にできそうだけど、プロ野球中継のここが嫌い、なんてことになるだけだからやめとこ。