グランパス通算400勝。やったぜ。
再開初戦であるならば、とにかく勝点をできるだけ多く得るに越したことはない。
中断期間を終えて、どこのチームも自分らのことをしっかりやるのが最優先だと思うので。その出鼻を挫かれると立て直す暇があるかどうかの日程。
なので他のチームの心配をすることはないけど、エスパルスは止める蹴るやパススピードのディティールが上がるともっと押し込めそうで怖いな。
グランパスは他より準備期間が短かったとは言え、それを言い訳にするほど甘い見方はしたくないわけで。でもランゲラック選手はスタメンだし、金崎選手は途中出場するしで心配することもないようだった。
相馬選手と対峙した金井選手はわかっててあれだけ激しくきたわけで。それならば受け方を変えるべきだっただろうか。
大外に張ったり、少し下がって前を向くことを優先した受け方をするとか。
しつこく寄せてくるなら、守備ブロックの網目を広げるような位置まで引っ張ってこられる位置を探ることも必要だった。ちょっとでもスペースを開けられたらそういうのを使うのがめちゃくちゃ上手い阿部選手が出てくるだろうし、あれだけDFラインの裏に抜ける場面があったら金井選手の裏を前田選手が走り込んだだろう。
退場は仕方がないと言うか、もし試合後のインタビューが公開されていたとしてそこでチームに迷惑をかけたと話していたら、バカチンがって言ったかもしれない。どちらかというと自分自身の未熟さを反省してほしい。上から目線。でもそういうのも全部糧にしちゃう選手だってこと知ってるから大丈夫だろう。出場停止は痛いが。
前田選手もマテウス選手も右サイドに寄る。それ自体が悪いことだとは思わない。スカウティングでサイドで数的優位を作れそうっていうのはあったみたい。なんで? って思ったらエスパルスの配置が4213だからかな。前線はそこまで引かず、中盤も真ん中を空けたくない。なのでSHとSBの対応に数的優位を作れない。同数か不利になる場面が多い。
最前線に前田選手を置いたことが意味するのは0トップでしょうか。でもサイドまで行ってしまうので、マテウス選手と合わせてダブルウインガーになる。
スカウティングでサイドから攻めるのが良さそうってなると最前線に山崎選手より前田選手ってチョイスに納得できた。
ペナルティエリアの中にストライカーが不在だけど、中盤の選手が入って厚みを確保。相馬選手も入ってきてフィニッシュ。
良い形ではないでしょうか。
ビルドアップの時点からきれいに運んで、サイドの奥深くからハーフスペースにフリーの選手を作ってピンポイントクロス。優位性が作れるサイドがビルドアップの逃げ道というか最も楽に運べるパスコースになっていた。それが良いのか悪いのか。この試合では良いほうだった。
同点ゴールの場面でクロスに飛び込んだシミッチ選手の上がりは初めて見たんじゃないかってくらい珍しい。むしろなんで今までなかったんだと。
状況によっては変わるけど、後ろに稲垣選手がいるならあれくらい前に行ってもそこまで問題はないよね。ネガトラが機能しないような失い方をしなければ。
逆転ゴールになった場面も、良いビルドアップだった。阿部選手が受けると他の選手たちに時間が生まれる。すごい。
次はガンバ。
ホームトヨスタ無観客でどんな雰囲気になるかな。