SBT420の日記

名古屋グランパスのファン。

来るを見た

映画『来る』

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無意識ということにしたいけど、もう意識的にホラー映画は避けてる。音もなく背後に立たれると気がつけないくらい鈍感で人がいることに驚くほどのビビリなので怖いとわかっていてもビビるのがわかっている。わざわざ自らそういう経験をする必要もないのでホラー映画は見ないようにしている。

で、なのになぜこれを見たか。感想を読むとホラー映画っぽいけどそうじゃない、という意見がかなりあったので。それも軽いネタバレだよね。そこまで支障をきたすことはなさそうだけど。

秀樹はかなり不快感のある登場人物で結婚してマンション買って子供が生まれてと順調な人生を歩んでいく。後々の展開でそれらが転落していくなら、その落差としてできるだけ相容れない要素を入れても納得できる。良い人がひどい目にあうのは見ていてしんどくなるだけだし。

しかし見ていて途中まで気が付かなかったけれど、主人公的立ち位置にいるのは野崎なのでは。原作に則ると比嘉姉妹になるけれど。

順調の中に垣間見える不穏な空気と異変。どんどん崩壊していく秀樹たちがまぁ怖い。

霊媒師たちはみんな個性的でパワーがある。そしてカッコいい。松さんにああいう役は個人的に効く。

呼び出す儀式かな、その準備が粛々と行われる描写が好き。ノリノリのJKたちが巫女っていうのもちょっとしたものだけど良い。何か別の作品で似たようなものを見たような既視感。思い出せない。

結局、退治できたのかどうかよくわかんなかったけど、千紗が見る夢があれならそういうことなんだと思う。

怖いのわかってるからなかなか踏み切れないけど、原作小説を少し読みたくなってる。

 

企画プロデュースが川村さんではないか。面白いところに顔を出すなぁ。