SBT420の日記

名古屋グランパスのファン。

録画容量とのチキンレース

午前中からずっとテレビの前で録画の消化。疲れで眼球落ちそう。
消化したらすぐに消すか編集してダビングしないと容量が間に合わない。残りが2時間切るとさすがに焦る。

映画「9デイズ
核爆弾の取引をおとり捜査していたCIA捜査官のケビンが核爆弾を狙うテロリストに殺されてしまう。彼には生き別れの双子がいて、兄弟であるジェイクをケビンの成り代わりにする。取引の期限の9日で捜査官として訓練されたジェイクはベテラン捜査官のオークスと共に事件に関わっていく。
よくあるバディもの。同期などではなくて、ベテランと巻き込まれた一般人だけど。実は双子の兄弟だったケビンとジェイクの性格が全然違うのが面白いところの1つだったけれど、ケビンは早々に退場してしまう。性格は違うけど、どちらも頭の良さはあるという設定で、ジェイクがケビンになるまでの過程はあっさりだった。まぁほとんど顔がそっくりってだけで押し通していたような気もする。
内容はそこまでの真新しさはなかったなぁ。展開も驚きは少ないし、テンプレートのように話が進んでいった。
セリフのやり取りは良かった。あれくらいやってもらえるとこちらは楽しい。最後もアメリカ映画らしい伏線で洒落ててかっこいい。

映画「くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ」
地下のねずみの国で暮らすセレスティーヌ。子ねずみたちは大人のねずみからくまはいじわるでねずみを食べる怖い生き物だと教えられていたが、セレスティーヌはそれを信じていなかった。冬、地上の山奥の家で暮らすくまのアーネスト。家に食べ物が無く、お金を稼ぐため街の広場で楽器を演奏するが誰にも相手にされない。セレスティーヌは歯医者になる研修でくまの歯を持ち帰るために地上へ行く。うっかりくまに見つかり、追い掛け回されゴミ箱から出られなくなってしまう。そこに食べ物を探すアーネストが来て2匹が出会う。お腹をすかせたアーネストをセレスティーヌはお菓子屋の倉庫へ案内する。
毎日のように日本のアニメを見て凝り固まったところにフランスのアニメーション映画。しかも原作が絵本。ということで内容も子供が楽しめるようなものになっている。結構面白かった。
自分とは全然違う人とも仲良くなれるっていう教訓のある内容。アーネストもセレスティーヌも敷かれたレールから外れて、自分のやりたいことをやりたいっていう意思があるのが良かった。全然違う生き方してるのにそういうところは似てたり、セレスティーヌが絵を描いてアーネストが楽器を弾いて1つにさせるとかちょっとグッときた。色々な罪でアーネストがねずみの、セレスティーヌがくまの警察に捕まって裁判する場面の小気味いいリズムと展開が爽快。最後も良かったなぁ。2匹の出会いを物語にしてくっていう。
ねずみが前歯で国を発展させたから、歯医者が重要っていう世界観が素晴らしい。くまの歯を集めて使うってのもなかなか。
原作が絵本で明らかな子供向けな映画でも、自分じゃ思いつかないような要素が満載だった。
作者の方は2000年に亡くなってる。たくさん作品があってくまのアーネストおじさんシリーズも多いのか。「アナ雪」や「風立ちぬ」と一緒にアカデミー賞にもノミネートされた作品なのにwikiが無いので情報が足りない。