実況下田さんと解説戸田さんの中継だと、2人の話を聞いていればそれで事足りる。勉強になる。
グランパスは442。金崎選手と山崎選手の2トップ。
左SBに太田選手、右SBに吉田選手。
両SHはそれぞれ利き足のサイド。縦突破狙いだったけど、しっかり対応されたので後半からは逆に。
ベルマーレは352。守備時は532。WBがかなりSBにプレスに来ていたので、その裏を狙えたら良かったかな。でもビルドアップでマンマークで嵌めていたので困った。SBに対して岩崎選手もスプリントで寄せていくので厄介。暑いのによく走る。
太田選手は確かにクロスが素晴らしいけれど、それを蹴るための状況を独力で作れるかどうか。止める、ターゲットを探す、蹴る、じゃ多分遅すぎるくらいなんだよな。しかも相手も近いし寄せてきているからまずその選択肢から消えていく。
前半はマテウス選手と同じサイドだったけど、どちらかと言うとマテウス選手のクロスの方が質が高い。ドリブルも織り交ぜていくからクロスを入れる状況も自分で作れる。
右サイドからのサイドチェンジなんかで少し余裕を持ってボールを持つこともあったけれど、そこからのクロスも不発。
ちょっと残念な印象ばかりだけど、失点に直結するようなボールロストがなかったし、日程と選手層を考えたら攻撃での存在感を捨てた結果としてはそこまで悪いものではなかったかなと。勝てたから言えることだけれども。失点の起点になっていたりしたらもう目も当てられなかっただろうな。そこはポジティブ。
グランパスのビルドアップは2CBと2DHの4枚で。相手の前線とCBが同数なので一番後ろからサリーダや2CBの横に下りて数的優位を作ればもっと楽に前進できたかもしれないがやらなかった。
前節、シャビエル選手が下りてきてビルドアップに参加したことで相手アンカーに自由を与えてしまったからなのか、この試合ではシミッチ選手ですら下りなかった。
ベルマーレの狙いはショートカウンターなので、ビルドアップで形を崩してしまうとそこへのトランジションが遅れるリスクを考慮したのかな。
同数でも危ないパスミスをしない丸山選手と中谷選手の安定感よ。どんなプレスにも耐えられそうな気がしてる。次節はそれが試されるかも。
しかし、ビルドアップで前進できなくても、左サイドを蓋されても、金崎選手と山崎選手にロングボールを届けられたらそれで攻撃できるからこその決断だよな。
未だ無敗、10連勝中らしいッスね。
横目でセレッソとの試合を眺めていたけど、あまりの強さにちょっと引いてる。