良かった前節がまるでなかったかのような姿を見たから次は良くなるのループに陥っている。
この試合を見たら、こうやって攻略すればいいのかとバレるじゃないか。
それに加えて滑る芝じゃどうしようもないな。
まあヴィッセルだからできるやり方のようにも思える。多分お金があればできる。
滑る滑らないで浮き彫りになる技術もあるみたいだけど、そういうの関係ないところで滑っていたと思う。
グランパスが得点をするためには「良い守備」ができないとそれから遠ざかる。
遅攻は引き出しが固くて開かない。
ヴィッセルはどう守るかよりも、ボールを囮にしてグランパスの守備を混乱させてきた。
ビルドアップでGKが参加するまではもう当たり前な光景だけど、アンカーより前の選手たちはボールが運ばれてくるのをハーフウェイライン付近で待っている。
バックパスでDFラインやGKまでボールが下がると、保持している方は全体的に下がってショートパスを受けられる距離感になる位置まで行くと思うのが覆された。
試合開始直後からもうピッチを広く使ってる。
アンカー+2CB+GKの4枚は2トップじゃ対応しきれない。アンカーが受けてもサンペール選手なので多少寄せられても失わない。距離と数的優位があるのでロングフィードも余裕を持って正確に蹴れる。
目の前でパスを繋がれているのにどこにも届かない。
グランパスはDFラインも上げてコンパクトにしようとしても前線やその近くに相手選手が残っているので、たとえ上げたとしてもハーフウェイライン付近に選手が密集するくらいで下手したらオンサイドで裏抜けロングボール一発でやられる。
前回対戦時の失点より、ヴィッセルの前節での得点の仕方を彷彿とさせる。
ピッチの中には手の届かないところもあれば、死角もあるということを思い知った。
良かったのは宮原選手フル出場。
終盤の左SBはまだどうかわからない。普通にやれていたようには見えたけれど。
17年にもやってたみたいだけど思い出せない。
でも覚えてないってことは個人的にはそういうことなのかもしれない。
次は日曜日にレッズと。
過密日程もそうだけど、アウェイでの成績がイマイチなのはもう無視できない。
レッズはチラッと見た感じだと結構苦しんでいるようで。