グランパスは4231。
マリノスは4213。
こんなにも自陣に押し込まれるのか、と。数字以上の圧迫感。
442守備ブロックの間に立たれるし、その配置のせいでネガトラで回収されるし、なんとかロングボールを前線に送っても収めきれず倒されても笛が鳴らない。自陣を出たところに起点ができない。
先制しても油断すると崩されてしまいそう。実際にPK取られそうな場面もあったし。そこは通算100試合出場となった宮原選手の普段の行いの良さで助かった。
マリノス相手にボールを保持され押し込まれてしまえばそこから脱出する難しさを思い知ったけれど、そういう時にこそ必要な発想ができるかどうか。
その発想は試合が始まった瞬間にあった。
試合開始の瞬間はどちらもポゼッション率は0%なのだ。50%と言う方が正確なのかな。そしてマリノスの選手の配置はフォーメーションとほぼ同じ。誰も守備ブロックの間にいない。キックオフしてGKまでパスが下がればその間に捕まえられる。ビルドアップを阻害して蹴らせる。競り勝ってショートカウンターが狙える。
途切れるまでの1プレー勝負。
前後半の頭でそれを仕掛けていた。2点目はまさに狙い通り。いや狙っていたかはわからないが。中谷選手のロングボールが中途半端というか、あえて相手GKに渡るようなものにしていた可能性もあるんだよな。
何にせよ、マリノスの攻撃を押し返せる唯一のタイミングがキックオフ直後だけだったことは確かかなと。
次はF東。
またしてもクバ選手が苛立ちそうな予感。
ちゃんと見てくれる主審に期待。